【2021年最新】美容クリニック必見！インスタ広告について徹底解説
こんにちは。メディカルフォースマガジン編集部です。
美容クリニックの経営において、特に力を入れるべき要素の一つが集患です。
そんな集患において効果的な手法が、SNS広告です。
今回は、その中でも効果が高い媒体である「インスタグラム」の広告について解説していきます。
本記事を読むことによって、
- 美容クリニックがなぜインスタと相性が良いといえるのか
- インスタ広告の種類と特徴
- 美容クリニックがインスタ広告を始める場合の具体的な手順
について理解することができます。
もし、「そもそもSNS広告と言われても、どんなメリットがあるかわからない」と感じている方は下記の記事を一読してから本記事を読むと理解が深まるかと思います。
集患に悩む美容皮膚科医必見！SNS広告のメリット・デメリット
目次
1. インスタ広告が美容クリニックの集患に最適な理由とは？
前提として、美容クリニックでインスタ広告が最適な理由について理解することが重要です。
最適な理由は大きく3つあります。
①美容クリニックのメインターゲットとなる若い女性の層が厚い
インスタグラムは、美容クリニックのターゲットである若い女性層の利用率が高いメディアです。
2021年のデータで、女性だけでユーザーの6割以上、そこから特にメインターゲットになる20～30代は女性の中でも全体の50～60％と主要な割合を占めています。
参考：SMM Lab
SNS広告を行う上で、ユーザー層の年齢・性別は重要になります。
そのため美容クリニックのメインターゲットにアプローチできるインスタ広告は、美容クリニックにとって最適です。
②画像だけでなく動画も広告として使用することができる
インスタグラムで「ストーリーズ」という機能が出たことを皮切りに、従来の投稿画面以外にもインスタグラムの中で広告が配置される面も増えています。
それに伴い、広告の形式もこれまでの静止画だけではなく、動きでクリニックや施術の魅力を視覚的に訴えられる動画形式の配信もできるようになっています。
細かい広告の種類については複数ありますので、次章で詳しく解説していきます。
③配信したいターゲットに絞って広告配信ができる
①でメインターゲットなるユーザー層のボリュームが大きいという点は説明しましたが、逆に言えばあまりにも年齢が高い方や男性などはターゲット外になるので、そこに広告を出してもあまり意味がありません。
こういう時にも、インスタ広告は、配信ターゲットをあらかじめ決めて、そのターゲットにだけ広告を配信することで、広告費の無駄遣いを防ぐことができます。
さらに、そのターゲティングの精度も高いといわれており、その点についても次章で詳しく解説していきます。
2. 知っておくべきインスタ広告の特徴
美容クリニックがインスタ広告を使うべき理由についてご理解いただけた上で、続いてより具体的にインスタ広告の特徴を解説していきます。
①他の媒体に比べてターゲティング精度が高い
インスタ広告は、数あるSNS広告の中でも特にターゲティングの精度が高いと言われています。
インスタグラムはFacebookによって運営されており、アカウント登録する際の個人情報がTwitterやTikTokなどと比較してより詳細まで登録されています。
そのため、指定した年代や性別、興味関心に合わせて的確に広告を配信することが可能です。
②ユーザーになじむ形で広告が配信されるため広告色が薄まる
インスタ広告は、あたかもいちユーザーの投稿のように、広告を出すことができます。
それによって、広告に慣れている若い世代にも拒まれることが少なく、広告を見てくれるようになります。
広告色が出ないことは、広告としては訴求力が高まるため有効です。
③インスタでの検索が主流になっており、ユーザーの興味に即した広告を出せる
近年では、インスタグラム内で商品の検索やクチコミを見るなどが主流になっています。
具体的には、美容クリニックのアカウントが投稿した写真などに対して、実際にクリニックに来院したユーザーがコメントでクチコミを入れたり、広告にコメントをつけたりします。
後述のインスタ広告の種類でも記載しておりますが、インスタ広告ではユーザーがインスタグラム内で検索した先に広告を表示させることができることが特徴です。
3. 美容クリニックが使うべきインスタ広告の種類
続いて、具体的にどんな種類の広告を出せるのかについて言及していきます。
それぞれの特徴について理解した上で、使い分けましょう。
①タイムラインや投稿が表示される「フィード広告」
最も主要な配信面が、このフィード広告です。
具体的には、実際にユーザーが投稿を見ていくタイムラインに広告が表示されます。
フィード広告には4つの種類がありますが、美容クリニックで使用するのは下記の3つです。
- 静止画広告
- 動画広告
- カルーセル広告
4つ目のコレクション広告は、ネットショッピングなど有形商品を販売する際には有効ですが美容クリニックの広告には使用しにくいです。
写真広告、動画広告は文字の通り、画像、動画を広告として表示させます。
一方でカルーセル広告は、1つの広告に複数枚の画像、動画を組み合わせることでユーザーはスクロールしながら広告を見ることができます。
②ストーリーズに表示される「ストーリーズ広告」
ストーリーズ広告は、ユーザーがフォローしているアカウントの中に混ざってストーリーズに表示させる広告です。
ストーリーズの中に自然と現れるため、インパクトのある動画などを用いることで見込み患者の興味を惹くことができます。
また、ストーリーズ広告は縦長でモバイル全画面に表示させることができるため、広告のインパクトをユーザーに残しやすいです。
③ユーザーが検索機能を使用した際に表示される「発見タブ広告」
近年若い年代の中で、従来のGoogle検索に加えてインスタグラム内の検索機能を使用すること増えてきています。
①②のフィード広告やストーリーズ広告と異なり、発見タブではユーザーが興味を持って能動的に検索した先に広告を出せるため、広告であっても興味をもって見てもらえる可能性が高いです。
3. 美容クリニック向け！インスタ広告の始め方
それでは、実際にインスタ広告を配信するまでの手順を説明していきます。
こちらの記事で、SNS広告の多くの媒体に共通する流れを示していますので、その手順にそって各段階および流れを理解していきましょう。
各段階において参考で表示しているリンクはFacebookが公的に出しているものを紹介しています。
⓪各SNSアカウントとの紐づけ
インスタ広告の場合は、当然インスタグラムアカウントが必要です。
インスタグラムアカウントをすでに持っている方は、下記のFacebookが公式に出している記事を参考に、Facebookページとインスタグラムアカウントを紐づけてください。
参考：FacebookページとInstagramアカウントを紐づける
①広告アカウント、ビジネスマネージャーを作成
インスタ広告では大元のFacebook広告が主体となり、そのオプションとしてインスタで広告配信ができます。
そのため、まずはFacebook広告、インスタ広告全般の広告を管理できる「ビジネスマネージャー」のアカウントを作成していきます。
その後、作成したビジネスマネージャーの中に、広告アカウントをつくっていきます。
参考：広告アカウントの作り方(「新しい広告アカウントを作成」を参照)
②キャンペーンを作成
広告は、キャンペーン > 広告セット > 広告という階層になっています。
そのためまずは、キャンペーンを作成する必要があります。
キャンペーンでは、広告を配信するそもそもの目的を設定します。
キャンペーンの目的には複数の種類がありますが、美容クリニックの場合は、主に「ブランドの認知度アップ」「来店数の増加」が該当してきます。
③広告セットを作成
広告セットでは、広告を配信するターゲット、広告を出す配置を決めていきます。
ターゲットは、地域、年齢、性別、興味関心など、配置はFacebook、Instagram、messengerから選択することができます。
美容クリニックの場合、地域はクリニックから通える距離の範囲で可能な限り広く選択し、年齢・性別は、20～40歳の女性、興味関心は「美容」のカテゴリを選択するとよいでしょう。
※クリニックによってターゲットが異なる場合は、該当のターゲットを選択してください。
④広告を作成
形式(カルーセル、画像または動画)、メディア(画像、動画)、見出しテキスト、広告に設置するURL、コールトゥアクションを設定していきます。
形式・メディアはインスタ広告の種類で解説した通りです。
見出しテキストとは、広告の画像・動画とともに表示されるテキストのことで、画像や動画では伝えきれない補足やアピールしたい文言を記載するようにしましょう。
広告に設置するURLとは、広告をクリックした際に遷移するページのことで、美容クリニックの場合自社HPやキャンペーン用の特別ページ(LP)などが良いでしょう。
コールトゥアクションとは、広告クリックを促すための文言です。「詳細はこちら」などのボタンのことを指します。
⑤配信開始
作成した広告を公開すると広告が配信されます。
配信開始後は、入札金額などを動かすことで広告の出稿量を調整したり、効果に合わせてクリエイティブの停止・新規入稿などをしていくことが必要になります。
4. 【まとめ】まずは小さくても始めてみよう！
今回の記事では、インスタ広告が美容クリニックにとって最適な理由から、具体的に広告を配信する手順まで解説してきました。
本記事でも述べている通り、インスタ広告は従来の広告手段とは異なり、少ない金額から始めることが可能です。(インスタ広告は100円からでも出稿可能な仕組みになっています。)
インスタ広告のように、成果が数値で把握できる広告の場合は、どんなに結果の推定値を出してもお金を使って出してみないことには推定値が正しいか分かりません。
そのため、まずは小さく始めてみることが非常に重要になります。小さく始めてみた上で、効果を計測した上で改善を重ね、投資対効果に見合う場合は、より大きく力を入れてみましょう。
今回は以上です。